5月は夫の誕生日。
当日お昼過ぎに
「パパのお誕生部ケーキ焼いた〜?」と次女。
「今日はお誕生日〜?!一日勘違いしてた Σ( ̄ロ ̄|||) 」と私。

今からケーキ焼けない・・・しょうがないから近所のケーキ屋さんでケーキを調達。
車で10分も走ればロンドンの外に出てしまう我が家。おしゃれで美味しいケーキ屋さんなんてあるわけない。
でもないよりマシよね???

長女にラインをしてメッセージを預かり、代筆。 
なんとかおやつタイムにケーキとカードを揃えることができました。
そして写真を撮っていないことに今更ながら気づくという、なんともやる気のないバースデーとなってしまいました。
夫よ、ごめんねー。

そして翌日、突然長女が帰ってきました。
手には美味しそうなケーキ屋さんの袋が・・・。
「パパが好きそうなケーキをSNSで見つけたからさっき買ってきたの♪」と長女。

夫は2013年頃にロンドンのサウスケンジントンやマリルボーンにあった
「La pâtisserie des rêves(ラ・パティスリー・デ・レーヴ)」というお店のSt-Honoré (サントノーレ)」が大好きで、しょっちゅう「自分で」買いに行っていました。
(京都にもあったようですが、今はないようですね)

宇宙船1
La pâtisserie des rêves(ラ・パティスリー・デ・レーヴ)
 
宇宙船2
一番右がセントノアール。 

彼が自分で買いに行くなんて、ほんとぉぉぉ〜に珍しいのです。
よっほど好きだったのねぇ〜。

長女が買ってきたのは、こちらのケーキ。
「The Connaught Patisserie(コンノートホテルパティスリー)」

なんとまーポッシュなエリアにあるケーキ屋さんに行ったのかとちょっとびっくり。
そして寝起きにささっとジーンズ履いて出かけたのであろう、娘のどすっぴんな顔を見て苦笑い。
「コンノートに行ったの???」と夫もびっくり。

パパケーキ


娘がパパのために買ってきたケーキは、上品な甘さで、それはそれは美味しいケーキでした。
生クリームが重すぎず軽すぎず、本当に美味しい・・・夫の好みにど直球。

数時間、家でのんびりと過ごし、娘はブランチと早めの夕食を食べて寮に戻って行きました。
(娘よ、朝ごはんも食べずに街にでかけたのかーい???)
帰りはもちろん夫が送って行きましたよ。

そして夜、「今日は僕のケーキを買うためだけにメイフェアに行って、届けるためだけにうちに来たんだよね・・・相手の気持ちを思いやれるようになってくれて、なんだかうれしい。」
としみじみ語ってました。
ごめんよー、私が用意したのはその辺のお店で買ったケーキで (^ ^;

周りがオシャレやメイクに目覚めるセカンダリー(中高生)のころも日焼け止めにしか興味を示さず、大学生になった今でもノーメイク。
この子は引きこもりか???と心配するくらい、家から出ようとしなかった長女。華やかなことがあまり好きではない様子。

そんな彼女は寮生活を通して色々なことを学び、日々成長しているようです。
家から近くても、寮生活を経験させてよかった!と思えた出来事でした。


今知ったのですが、「ラ・パティスリー・デ・レーヴ」は2020年3月カムデンにリオープンしたようです。
今度行ってみよーっと。